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てこ綴り
日常のこと、お仕事のこと、趣味のこと、記憶の引き出しのこと・・・。思いつくままに綴ります。
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町家改修 土壁の作業工程

書類作成のため写真整理をしていました。
まだまだ工事現場なままの家ですが、
こうしてみると、一応進んでいるのだなぁ~と
改めて、実感しました。

プリント合板が貼ってあったのを、はがしたところ。
 

 

ある日、壁が崩落していました…。
(見えているのは、お隣の壁で我が家は柱のみです。)
プリント合板で支えられてたってこと?!
 

 

自分で壁を壊す手間が省けたってことで…。
土壁の芯となる竹小舞を組み続ける。
この作業から、いろいろな方にお世話になりました。
ありがとうございます。
 

竹小舞の上から、荒壁土、中塗り土と
2層の違う土を塗ったところ。
外と内をつなぐ壁の隙間はなくなりました!

 

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町屋改修 ~柿渋を塗る~

写真は、お盆に床板に柿渋を塗った時のものです。
塗ってすぐと、


2日後。


変化ありそうに見えますが、カメラの具合だと思います。
書いてある通りにしたつもりだけど、薄いのかな?
もう少ししたら濃くなってくるのかな?
シルバーウィークも、場所を替えてほぼ同じことをしてました。
そんなに嫌なにおいじゃなかったです、柿渋。
発酵した土壁もいい勝負なんです…。

先日、何週間かぶりに会った友人に
「前よりちょっと元気になったんじゃない?」と
言ってもらいました。
ありがとうございます。
環境の変化に非常に弱いようですが、
ちょっと落ち着いてきたみたいです。

ここしばらく、アウトプットはお休みして、
インプットと、インサイドの見直し作業が多いです。
しかも、見直しの発表の機会もいくつかあったりします。
なぜこんな時期に?と思ったりますが、
今だからこそ、見つめ直す時期なのかも知れません。

お家のこと書いてないで、ぼちぼち資料を仕上げます…。

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夏っぽい。


ずいきの酢の物。
母がお惣菜で買ってきたのを食べて以来、
一度、自分でやってみたかったのをチャレンジ。
茹でたら全部、色が抜けたと思ったのに
お酢に入れたら、淡い色で赤色が復活。不思議!
そうそう。この妙にラブリーな色のが
作ってみたかったのです。

それと、鮎がクッキングシートを敷いた
フライパンで焼けると知って、それもチャレンジ。
グリルがないので諦めていたのです。
塩焼ほどカラッとはしませんでしたが、
こんなに脂の乗ったお魚とは知りませんでした。

なんか、夏っぽい。


土壁。
まだまだやらないと。
助成金と、職人さんに入ってもらうのと、自分の作業。
その兼ね合いが非常に難しいことになっています。
手抜きのないように、急ピッチ。
久しぶりにお会いした左官屋さんにお褒めいただきました。
「こりゃ、うちにも手伝いに来てもらえそうやな!」
お世辞だったとしても、嬉しいです!

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「れきふう」と略すそうです。

久々にお家改修ネタを。
歴史的風致形成建造物の認可が下り、プレートが届きました。


いろいろな兼ね合いがあって、のんびりと工事しております。
家の状態を把握できる、という点は住むものにとってよいことかと。
…とはいえ、あまり私もお手伝いできていないのですが。
竹小舞(土壁の中の土台部分)を作るのは、早くなりました。苦笑

GW中はお仕事だったり、用事だったり、
不定期に改修することになりましたが、
また、皆様に近々ご協力をお願いすることになるかも知れません。

その際にはまた、お力をお貸しいただけるとありがたいです。
どうぞよろしくお願いします。

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町屋改修⑩ 土壁に、ひげこ。

土曜日、なんだか複雑な気分になりましたが
我が家は改修を待ってはくれないわけで、日曜日。

土壁は構造として、
竹小舞→荒壁(あらかべ)→小壁(大直し)→中塗り壁→(仕上げ)
と重ねて塗っていきます。
それぞれの工程で使う土は、土や藁や砂の配合が異なります。
1番下に塗る「荒壁」は、10cm弱にカットした藁を入れ
少なくとも3ヶ月は放置し、なじませ発酵させるために
かなり前から作っておりました。


相方は毎回、土の状態を見たり、
底から捏ね上げたりしております。
極寒の水(泥)仕事のため、もしお手伝いいただくとしても
春になってからにしようと思います。それまでは我らで。
少々急がねばならない事情のある壁を3面、
荒壁用の土を塗り始めています。

竹小舞の上から土をぎゅ~っと塗ると、
格子の隙間から裏に、土がむにゅ~っと出てきます。

今度は、これの裏からまた、土をかぶせていきます
(隣家が近すぎて、表からしか塗れない部分もあります)。

この荒壁を塗ったあと、しばらく乾燥させます。
そうすると、必ずひび割れてきますので、
それを直すため、
また次の「中塗り」と呼ばれる工程に移りやすくするため
別の配合の土を塗ります。
その際、どうしても土は柱等の木材に安定しにくいため、
「ひげこ」と呼ばれる、釘に繊維をくくりつけたものを使います。
 
釘を柱と壁の際に打って、繊維を放射状に壁に広げて、
その上から新たに土を塗ることで、つなぎにするそうです。

説明が長くなりましたが、
私はこの「ひげこ」を延々と作っておりました。
そのあと、「裏返し(むにゅ~の方から土を塗ること)」をしました。

色の違う壁は、3週間前に塗ったもの(左)と
2週間前に塗ったもの(右)。
乾燥してきているのが分かります。


帰りは、ちょっとぜいたくを。

今日、結婚2年目を迎えました。それの前倒し。
…2年目でこんなことしてるんや。改めて、びっくりです。

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