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こないだから少し思うところがありまして。
細かい柄など、頭を働かせないとできない仕事では無理ですが、
糸を巻くとか、無地を打つ(織る)とか、
単純作業をしていると、ついついいろいろ考えてしまいます
(無地、打ってるときはアカンと思うよ?!)。
糸をぐるぐる、頭もぐるぐる。
どうせ考えたって、正解のないことは知っているのですけどね。
気の済むまで考えて、いつもの答えに至るまでぐるぐるします。
答え「まぁ、いっか。」
※糸を巻いてある道具は、「五光(ごこう)」といいます。
真ん中にぶらさがっているのは、「静輪(しずわ)」といいます。
(たしか、別名もあったはず)
陶器でできていて、重さごとに数字が書いています。
車の軸にあたる部分にぶらさげることで、
糸の引っ張りに対する抵抗になるので、
重さを変えて、糸の張り加減を調節したりします。
こないだ、骨董屋さんで
軽い小さい静輪を、ナプキンリングに使われていました。
なるほど!
昨日、観てまいりました。
つづれ織で織られた「俵屋宗達『風神雷神図屏風』」再現。
17日(10時~16時)まで西陣織会館3階にて、
入場無料でご覧いただけます。
http://www.asahi.com/articles/ASH162WDHH16PLZB001.html
私の先生・先輩方が織られました。
はぁ~すごいなぁ~。
作品はもちろんですが、そのような大作を手掛けたこともない
私にとっては、その準備期間、その製作期間に
ついつい思いを馳せてしまいました。
そしてもちろん、作品についてです。
はぁ~すごいなぁ~!!
…グルメレポーター的に解説しろ!と言われそうですね。
でも、おいしいもの食べたら普通「うわ、おいしっ」てなるでしょう?
すごいもん見たら「うわ、すごっ」てなるんですよっ(開き直り)。
で、やっぱり織っているものですから
近く寄って、遠く離れて、
まじまじ、まじまじといつまでも鑑賞してしまうわけです。
「風神」と「雷神」、別の職人さんペアで織っておられます。
職人さんの個性がありありと表現されています。
「対としてはどうかな?」というご意見もありました。たしかに(^_^;
でも私は、職人さんで表現の仕方が違うんだよ、という
個性の表現として、これでよかったと思います。
全体の色彩・構図のバランス、絵の具のぼけた表現、
際立たせるもの、そうでないもの、
どのように原画をとらえ解釈するか。
それらがすべて、作品に表れてきます。
何の予備知識なしでは、きっと双方が違和感なく感じるでしょう
(それは対として必要なことですよね)。
どうか、細部までじっくり鑑賞してみてください。
比べるのもまた、楽しいと思います。
あんな所へ行けるのでしょうか?いえ、行きたい!
12月8日。
工房オープンから1年を迎えました。
冬のイベントになぜかつきもの、アップルパイ。
オープンした当初から考えると、...
「工房」の在り方は少しずつ変化していきました。
本当はもう少し、
いろんな方にオープンにしていきたかったのですが、
今はどちらかというと、お仕事のお客様が多いです。
今日も、お仕事関係のお客様。
時々、見学や直接のお客様。
きっとこう変化していったということは、
これが私の身の丈に合った方法なのだと思っています。
で、1年ですでに引っ越しの準備してるし…。
って、引っ越し先を「作って」いる段階ですが。
工房としてはただ場所を移すだけ、と思っているのですが
しかし…ほんま落ち着かん夫婦ですな…。
落ち着く、ということをあきらめました。苦笑
なにはともあれ、いつもお世話になっている皆様、
本当にありがとうございます。
これからも、よろしくお願いいたします。
日曜日。
つづれサロン最終回は、参加者の皆様に
実際に「つづれ織」を織っていただきました。
すでに定員に達していましたため、
今回は事前にお知らせはしませんでしたが、
皆様、楽しんでいただけたようです。
小学生に体験してもらった時も、大きな機に並んでもらったのですが
大人の皆様には、少々狭かったでしょうか?
出来上がったものは、やはり皆様、
どうしたら綺麗にできるのだろう?と真剣に取り組まれるので、
なかなかしっかりした布が出来上がっておりました。
各々が色を選ばれたはずですが、
全体的に協調していて、なんだかシックですね。
サロン、なかなか好評のようでして、
続投を望んでくださるお声もあるようです。
嬉しいかぎりです。
ご参加くださった皆様、本当にありがとうございました!!
今日のつづれ織サロン第3回目、
雨の中をお越しくださった皆様、ありがとうございました。
楽しんでくださったそうで、よかったです。
…しかしながらわたくし、大・失・態!を犯しまして、
先生方、皆様方には大変ご迷惑をおかけしました。
「事故でもあったのか?!」と心配してくださった
優しい皆様、本当に申し訳ございませんでしたm(_ _)m
あ~ぁ…凹
え~…いつまでも凹んでいても仕方がないので、
気を取り直しまして。
つづれ織サロン、次回はいよいよ最終回。
12月7日(日)は、実際に織ってみよう!ということで、
機織り機の前に座って、糸に触れて
「つづれ織」の技法で織っていただこう、という回です。
ご興味ありましたら、ぜひ!
写真は、昨年に来てくれた小学4年生の作品です。