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11日、京の伝統産業わかば会から
龍村光峯さんでの工房訪問・見学にお邪魔しました。
今回は沢山の参加者がありましたので、2班に分かれ、
・龍村光峯さんのお仕事、作品についての説明
・高機の機織り体験
をさせていただきました。
「錦」とは、「丹(に)」+「白(し)」+「黄(き)」
からなる、 多彩な色を持つ美しい織物、
という意味なのだそうです。
錦の織物の美しさを鑑賞し、
それを美しく織るための楽しさと
難しさを体験させていただきました。
私が織っている「つづれ織」と「錦織」。
「織物」というジャンルは同じなのですが、
動作?作業?が結構、違います。
杼(ひ。シャトル。横糸を縦糸に通すための道具)
の持ち方が違う!
あし(ペダル。縦糸と連動している)
の踏む回数、踏む理由が違う!
これは…大変そうだけど楽しそう!
貴重な体験、ありがとうございました。
「こ、こんな若輩者でよいのですか?!」
若輩者でよいのだと、おっしゃっていただいたので
僭越ながら、お話させていただくことになりました。
あまり背伸びしないで、お伝えできればと思います。
先日、10分の発表のために使った資料を
1時間の拡大版にしようとしています。
盛りまくり…。
私が知り得るかぎりの技術の説明をしようかな?
と思っています。
できるかぎり自分の仕事は
「希少な」とか「高級な」という言葉を
掲げたくないのですが、
じゃあなぜ私が使うのと同じ技術で織ったものは
だいたいのものが高価で、
同じ「つづれ織」と言い、「希少な」とうたいつつも
安価なものが存在するのか?
その辺りも説明しないといけないのかな?とも思います。
あなたの初仕事はなんでしたか?
私の初仕事は、厚紙のへりに紙やすりをかけることでした。
京都市の催しに参加させていただきまして、
9、10日にはミラノ万博の日本館「京都ウィーク」での実演を行いました。
ステージ上での実演でしたが、やはり細かい作業ですので
実演の後半はお客様にも舞台に上がっていただき、
また、体験もしていただきました。
13日には「ciao kyoto」という
京都の食や、伝統工芸をミラノに売り込むイベントに参加しました。
会場には、京都市長のお姿も。
ミラノ在住のイタリア人の方、日本人の方をお招きしたパーティーで
沢山の方と出会い、お話する機会をいただきました。
片言の英語でコミュニケーションを取るという
度胸もいただきました。苦笑
滞在中はイタリアの食も堪能し、
ミラノの実演と、商談会との間の日程にはフィレンツェにも行きました。
何人かの現地の職人さんにもお会いしました。
とてもよい出会いでした。
とても有意義な1週間でした。
もしかしたら改めて、
細かい感情を入れつつ書き記していくかも知れません。
私の父方の墓は、どう見ても小山を墓地にした
その中腹にあったので(しかも山の中で4か所めぐる)
小さい頃から、お墓参りは億劫で…
ちょっとした楽しみといえば、
いろんな名字や家紋を探すことでした(こらこら…)。
いつしか家紋帳なるものすら存在すると知り、
そのデザインの多様さにゾクゾクしたものでした。
家系にマーク=シンボルがあるって面白いと思うのです。
でも1つになったり、なくなっていくのも、もったいない。
私に命をつないでくれた人たちのも、
傍にいてくれる人に命をつないでくれた人たちのも、
全部ひっくるめて私の紋!と思って、
「丸」を織る練習として織りました。
先日、相方に
「うちの実家の家紋は「鶴の丸」やけど、
家紋を使うことがあったら、
女紋やったら母方の「下がり藤」やろね」
と言ったら、「おんな紋て何?」と返ってきました。
調べると、一部地域の風習のようです
(気になった方はお調べください)。
しかも私は「女性は母方のを継ぐ」と聞いた気がしましたが、
それもいろいろ説があるようで、それだけで1つの文化と知りました。
その中で、実家と嫁ぎ先、合成したものも存在するそうです。
やっぱりそう思うよね~!!
…でも、織ってって言われたら…嫌やな。